Chapter 5. メンヘラプチ起業家とお金

会社勤めを続けた結果、人は毎月決まったお金が決まった日に入金されないと生活できないと思うようになる。ある意味お金中毒。家畜(社畜?)になったのと同じで、自由を恐れるようになる。

お金は大事だが、自分のHEART(魂)に従って生きるのはもっと大事。自分らしく生きるためにお金を稼ぐと考えよう。

お金がもらえないどころか、むしろお金を払ってでもやりたいことを見つける。これをやらなければ自分は死ぬ、ぐらいのことを徹底的にやれば成功しないはずがない。私はかつで翻訳学校に行ってお金を払って翻訳の課題を添削してもらっていた。翻訳業は今や僕にとって一生関っていく仕事である。

そもそも、世の中のお金のやりとりの99%以上は目に見えない。まとまった大きな金額が動く取引で実際に札束が運搬されることはまずなく、銀行間送金や小切手などの方法で取引が行われる。クレジットカード利用もその場では現金を介さないし、FX市場でも兆の単位の金額が取引サイト上の数字として表れるに過ぎない。Tポイントやアマゾンポイント、楽天ポイントだってそうだ。実際に手に触れられるお札や小銭を追いかけるより、心の眼でお金の流れを見ていかなければならない。



生活する上で実際に必要なお金はそれほど多くない。具体的に計算してみるとよい(参考:家入一真「お金が教えてくれること」)。

見栄を張ったり不要不急なものを買わなければ、生活に困窮するわけがなく、他人と比べて年収が多いか少ないかは実は些細なことであることを理解すること。「起きて半畳寝て一畳」。「収入の増減にかかわらず、他人に自分の財布の底が見えないように、常に淡々とお金と向き合うべし」を、作家で事業家であった故邱永漢さんは信条としていた(参考:邱永漢と糸井重里「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていた僕らへ」)。

会社員をやっている人や信用状態が良い人は、今のうちにショッピングだけでなくキャッシングも可能なカードを作っておけば、売上、預金がほとんど無い状況でも数ヶ月は暮らすことが出来、その間に経営を立て直すことが出来る。以下は自分の体験:

起業後しばらく経って、一週間休暇をとって台湾に行き、帰ってきたら銀行口座の残高は数万円。そこへ、業界団体への支払い、家賃、公共料金、日々の食費などの数々の出費。そこを最低限のクレジットカードの借り入れを行い、リボ払いにして、翻訳事業が軌道に乗ってから、数ヶ月かけて繰り上げ返済した。

…クレジットカードのショッピングもキャッシングも借金であることは間違いないから、極力借りてはいけないが、急場をしのぐという意味で利用する事はありだと個人的には考える。ただし、融資枠を維持するために、必ずカードの借金は返していく。絶対に毎月のカードの支払は履行すること!リボ払いにしていても、16%以上にも上る利息を考え、ピンチを乗り越えたら、繰り上げで返していく。リボ払いにしていていいのは緊急時のみです。(いくら困窮しても闇金まがいのところに行ってはいけない。その前に信頼出来る家族友人や支援団体等に相談しよう。)



また、臨時収入がある時に、6ヶ月分の家計及び事業のランニングコストをプールしておく。ただし、絶対に手に付けないお金というより、会社の資本金と同じく、事業の発展のために使えるお金であると理解する。また、資金に余裕があれば、仕事を選ぶことが出来、低ストレスで事業を行える。

なお、お金にまつわるストレスの低減について。毎日毎日ギリギリまで節約して欲しくても買わないというのはストレスになるので、本当に欲しいものを見つけたら買いましょう。
そのために商売しているのだから。もちろん相場に照らし合わせて価格が適切ならばですが…特に靴(自分は7,000円ぐらいのNIKEの靴をほぼ毎日履いています。デザインが気に入っており、履き心地も良い)やかばん(自分8,000円ぐらいのパルコで買った北欧ブランド。これもデザインが気に入った)やパソコン(僕はMacBook Airにしています。使っていて気分がいいです。ちなみにスマホはiPhone6です)など、毎日使うものをちょっと気の利いたものにすると、「買うお金があってよかった、これからも頑張って仕事しようっと」という気持ちになります。買って、部屋のどこかに放置したままそのまま忘れてしまうようなものを買うのはもちろんお金の使い方としてはいただけません。持っていて満足度が高く、出来ればその満足が一定期間継続するものを買って、事業へのモチベーションを上げていきましょうという話です。